社会人として生活していく中で、突然の不幸の知らせが届く場合があります。その際は直ぐに最後のお別れとなる葬儀に参列するための準備を行い、日程などを確認した上で通夜や告別式へ伺います。その際にやはり最低限のマナーとして、服装や言葉遣いなども注意が必要です。
それと同時に必ず通夜や告別式で行われる焼香についても、ある程度の知識をもって対応することが望ましいです。まず日本において仏式タイプの葬儀が多くありますが、実は宗派によって焼香にも色々なマナーがある事を理解しておく必要があります。
すべて同じだろうと考えて参列した後に、違った作法で対応してしまうととても失礼になるので注意が必要です。まず抹香をつまんだ後にそのまま香炉に入れる場合と、額の高さまで揚げてから香炉に移す方法があります。浄土真宗の宗派であれば、この額の高さまで抹香を揚げる必要がなく、そのまま香炉にいれるのがマナーです。
天台宗や真言宗の場合は、この作法を3回行う必要があります。その他であれば浄土宗ではとくに特に決まりがない場合や、同じ浄土真宗でも抹香を香炉に入れる回数が違う場合もあります。このように同じ仏式であっても作法には違いがあるので、しっかり把握した上で参列することが重要と言えます。